Snowflake Native App Frameworkワークフロー¶
このトピックでは、Native Apps Frameworkを使用して作成したアプリケーションの開発、公開、インストールのワークフローについて説明します。
開発ワークフロー¶
以下のワークフローは、Native Apps Frameworkを使用してアプリケーションを開発し、テストするための一般的なタスクの概要を示しています。
注釈
アプリケーションの開発は反復プロセスです。アプリケーションや環境の要件に応じて、これらのタスクの多くを複数回実行したり、異なる順序で実行したりすることがあります。
アプリケーションの セットアップスクリプトを作成 します。
セットアップスクリプトには、コンシューマーがアプリケーションをインストールするときに作成されるコンポーネントを定義する SQL ステートメントが含まれます。
アプリケーションの マニフェストファイルを作成 します。
マニフェストファイルは、セットアップスクリプトの場所やバージョンなど、アプリケーションに必要な構成および設定プロパティを定義します。
名前付きステージにアプリケーションファイルをアップロードします。
セットアップスクリプト、マニフェストファイル、およびアプリケーションが必要とするその他のリソースは、アプリケーションを開発する際にこれらのファイルを利用できるようにするため、名前付きのステージにアップロードする必要があります。
アプリケーションパッケージを作成 します。
アプリケーションパッケージは、アプリケーションに必要なデータコンテンツ、アプリケーションロジック、メタデータ、セットアップスクリプトをカプセル化したコンテナーです。
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アプリケーションにバージョンやパッチを追加すると、アプリケーションに機能を追加したり、問題を修正したりすることができます。
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Native Apps Frameworkにより、データコンテンツをコンシューマーと安全に共有することができます。
アプリケーションロジックを追加 します。
アプリケーションの一部としてビジネスロジックを含めることができます。アプリケーションには次を含めることができます。
アプリケーションのトラブルシューティングのためにログとイベント処理を設定します。
アプリケーションをトラブルシューティングするために、Native Apps Frameworkはログとイベント処理を提供します。コンシューマーは自分のアカウントでログとイベント処理を設定し、プロバイダーと共有することができます。
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リリースディレクティブは、どのバージョンとパッチレベルがコンシューマーにより利用可能かを決定します。
アプリケーションをテスト します。
コンシューマーに公開する前に、自分のアカウントでアプリケーションをテストできます。Native Apps Frameworkは、 開発モード と デバッグモード を提供して、アプリケーションのさまざまな側面をテストします。
自動セキュリティスキャンを実行 します。
アプリケーションを組織外のコンシューマーと共有する前に、アプリケーションが自動セキュリティスキャンに合格し、安全で安定していることを確認する必要があります。
公開ワークフロー¶
アプリケーションを開発してテストした後、プロバイダーはアプリケーションを公開してコンシューマーと共有することができます。詳細については、 コンシューマーとのアプリケーションの共有 をご参照ください。
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プロバイダーになると、アプリケーションをコンシューマーと共有するためのリストを作成、管理することができます。
リストを作成 します。
アプリケーションをコンシューマーと共有するために、プライベートリストまたは Snowflake Marketplace リストを作成することができます。
承認を得るためにリストを送信 します。
リストを Snowflake Marketplace に公開する前に、承認のためにリストを Snowflake に送信する必要があります。
リストを公開 します。
リストが承認されたら、リストを公開してコンシューマーに公開することができます。
コンシューマーワークフロー¶
コンシューマーはリストからアプリケーションを検索し、インストールすることができます。アプリケーションのインストール後、コンシューマーはアプリケーションを構成、使用、モニターできます。 コンシューマーとしてのアプリケーションの操作 をご参照ください。
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Snowflakeコンシューマーになると、プライベートで、または Snowflake Marketplace で共有されているリストにアクセスすることができます。より制限されたデータ共有機能を提供する直接共有やデータ交換の一環として共有されたデータにアクセスすることもできます。
アプリケーションをインストール します。
コンシューマーはリストからアプリケーションをインストールすることができます。
アプリケーションが必要とする権限を付与 します。
アプリケーションによっては、アプリケーションが、コンシューマーアプリケーションにグローバル権限とオブジェクトレベル権限を付与することを要求する場合があります。
ログとイベント共有を有効にして、アプリケーションをトラブルシューティングできるようにします。
データプロバイダーは、ログやイベントデータを出力するアプリケーションを設定することができます。コンシューマーはこのデータをプロバイダーと共有するためにイベントテーブルを設定することができます。ログとイベントデータは、アプリケーションをトラブルシューティングする際に役立ちます。
アプリケーションを管理 します。
アプリケーションをインストールし、構成した後、コンシューマーは追加のタスクを実行して、アプリケーションの使用とモニターを行うことができます。