カテゴリ:

文字列関数(正規表現)

REGEXP_COUNT

文字列でパターンが発生する回数を返します。

文字列関数(正規表現) もご参照ください。

構文

REGEXP_COUNT( <subject> , <pattern> [ , <position> , <parameters> ] )
Copy

引数

必須:

subject

一致を検索する文字列です。

pattern

一致するパターンです。

パターンの指定に関するガイドラインについては、 文字列関数(正規表現) をご参照ください。

オプション:

position

関数が一致の検索を開始する文字列の先頭からの文字数です。

デフォルト: 1 (一致の検索は左側の最初の文字から始まります)

parameters

一致の検索に使用されるパラメーターを指定する1つ以上の文字の文字列です。サポートされている値:

パラメーター

説明

c

大文字と小文字を区別する一致

i

大文字と小文字を区別しない一致

m

複数行モード

e

部分一致を抽出

s

POSIX ワイルドカード文字 . 一致 \n

デフォルト: c

詳細については、 正規表現のパラメーターの指定 をご参照ください。

戻り値

NUMBER 型の値を返します。いずれかの引数が NULL の場合は NULL を返します。

使用上の注意

正規表現関数については、 一般的な使用上の注意 をご参照ください。

照合順序の詳細

Arguments with collation specifications are currently not supported.

次の例では、単語 was の出現をカウントします。マッチングは、文字列の1番目の文字から始まります。

SELECT REGEXP_COUNT('It was the best of times, it was the worst of times',
                    '\\bwas\\b',
                    1) AS result;
Copy
+--------+
| RESULT |
|--------|
|      2 |
+--------+

次の例は、出現の重複を示しています。テーブルを作成してデータを挿入します。

CREATE OR REPLACE TABLE overlap (id NUMBER, a STRING);
INSERT INTO overlap VALUES (1,',abc,def,ghi,jkl,');
INSERT INTO overlap VALUES (2,',abc,,def,,ghi,,jkl,');

SELECT * FROM overlap;
Copy
+----+----------------------+
| ID | A                    |
|----+----------------------|
|  1 | ,abc,def,ghi,jkl,    |
|  2 | ,abc,,def,,ghi,,jkl, |
+----+----------------------+

REGEXP_COUNT を使用するクエリを実行して各行で以下のパターンが見つかった回数をカウントします。句読点の後に数字と文字が続き、その後に句読点が続きます。

SELECT id,
       REGEXP_COUNT(a,
                    '[[:punct:]][[:alnum:]]+[[:punct:]]',
                    1,
                    'i') AS result
  FROM overlap;
Copy
+----+--------+
| ID | RESULT |
|----+--------|
|  1 |      2 |
|  2 |      4 |
+----+--------+