DROP ROW ACCESS POLICY¶
システムから行アクセスポリシーを削除します。
- こちらもご参照ください。
構文¶
DROP ROW ACCESS POLICY [ IF EXISTS ] <name>
パラメーター¶
name
行アクセスポリシーの識別子。アカウントに対して一意である必要があります。
識別子の値はアルファベットで始まる必要があり、識別子文字列全体が二重引用符で囲まれていない限り、スペースや特殊文字を含めることはできません(例:
"My object"
)。二重引用符で囲まれた識別子も大文字と小文字が区別されます。詳細については、 識別子の要件 をご参照ください。
アクセス制御の要件¶
この SQL コマンドの実行に使用される ロール には、少なくとも次の 権限 が必要です。
権限 |
オブジェクト |
メモ |
---|---|---|
OWNERSHIP |
スキーマ または 行アクセスポリシー |
行アクセスポリシーを含むスキーマ。 OWNERSHIP is a special privilege on an object that is automatically granted to the role that created the object, but can also be transferred using the GRANT OWNERSHIP command to a different role by the owning role (or any role with the MANAGE GRANTS privilege). |
スキーマ内の任意のオブジェクトを操作するには、親データベースとスキーマに対する USAGE 権限も必要であることに注意してください。
指定された権限のセットを使用してカスタムロールを作成する手順については、 カスタムロールの作成 をご参照ください。
セキュリティ保護可能なオブジェクト に対して SQL アクションを実行するためのロールと権限付与に関する一般的な情報については、 アクセス制御の概要 をご参照ください。
マスキングポリシー DDL と権限の詳細については、 行アクセスポリシーを管理する をご参照ください。
使用上の注意¶
行アクセスポリシーをドロップする前に、次のステートメントを実行して、行アクセスポリシーがテーブルまたはビューに適用されているかどうかを確認します。詳細については、 POLICY_REFERENCES をご参照ください。
SELECT * from table(information_schema.policy_references(policy_name=>'<string>'));
現在リソースに添付されている行アクセスポリシーは、正常にドロップできません。DROP ステートメントを実行する前に、 ALTER TABLE または ALTER VIEW に示すように、 ALTER TABLE または ALTER VIEW ステートメントを使用してテーブルまたはビューから行アクセスポリシーをデタッチします。
Snowflakeは、行アクセスポリシーオブジェクトでの
UNDROP
をサポートしていません。UNDROP
を使用すると、エラーメッセージがトリガーされます。このエラーメッセージの詳細については、 行アクセスポリシーをトラブルシューティングする をご参照ください。テーブルの列に行アクセスポリシーが添付されている場合、その列をテーブルからドロップすることはできません。
例¶
次の例では、テーブルから行アクセスポリシーをドロップします。
DROP ROW ACCESS POLICY rap_table_employee_info;