テンプレートを使ってコマンドの動作を変更する

テンプレートを使って、環境変数を使った定義を変更することができます。例えば、次のプロジェクト定義は Streamlit ダッシュボードのスキーマをテンプレート化したものです。

definition_version: "1.1"
env:
  schema: "test"
streamlit:
  name: "MY_APP"
  schema: <% ctx.env.schema %>
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この機能により、 schema 環境変数を設定することで、snow streamlit deploy コマンドの動作を変更することができます。この方法を使用すると、以下のコマンドを入力して異なるスキーマをデプロイすることで、同じダッシュボードを複数の異なるスキーマにデプロイできます。

schema="staging"; snow streamlit deploy
schema="prod"; snow streamlit deploy
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注釈

変数と環境変数は大文字と小文字を区別します。

また、env セクションで変数を定義しなくても、テンプレート機能を使用することができます。env セクションに変数が存在しない場合、 Snowflake CLI は対応する環境変数を探します。例えば、以下のようなStreamlitアプリケーションを定義した場合でも、環境変数 schema を指定することで、snow streamlit deploy の動作を変更することができます。

definition_version: "1.1"
streamlit:
  name: "MY_APP"
  schema: <% ctx.env.schema %>
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