SYSTEM$CANCEL_CLASSIFY_SCHEMA¶
指定されたスキーマ内のテーブルの分類処理のキャンセルをスケジュールします。このストアドプロシージャの呼び出しに使用されたロールでアクセスできるテーブルの分類処理はキャンセル可能です。
分類処理のキャンセルがステージングされたテーブルは、そのテーブルを再度分類するまで分類されません。
構文¶
SYSTEM$CANCEL_CLASSIFY_SCHEMA( '<object_name>' )
引数¶
object_name
分類処理がキャンセルされたテーブルを含んでいるスキーマの名前。データベースとスキーマが現在のセッションで使用されていない場合は、名前を完全修飾する必要があります。
名前は、データベースに保存されているとおりに正確に指定する必要があります。名前に特殊文字、大文字小文字の区別、または空白スペースが含まれている場合は、名前を最初に二重引用符で囲み、次に一重引用符で囲む必要があります。
戻り値¶
ストアドプロシージャは、指定されたスキーマ名に対応する以下の形式で JSON オブジェクトを返します。
SYSTEM$CLASSIFY_SCHEMA を呼び出して分類をステージングし、続いて SYSTEM$CANCEL_CLASSIFY_SCHEMA を同じスキーマ名で呼び出して分類処理をキャンセルすると、出力は以下のようになります。
{ "failed": [], "succeeded": [ { "message": "Classification Cancelled for table [T1].", "table_name": "T1" }, { "message": "Classification Cancelled for table [T2].", "table_name": "T2" }, ... } ] }
SYSTEM$CANCEL_CLASSIFY_SCHEMA を呼び出しても、指定されたスキーマが分類にステージングされていない場合は、出力が以下のようになります。
{ "failed": [ { "message": "Unable to cancel classification for table [T1] since its already complete.", "table_name": "T1" }, { "message": "Unable to cancel classification for table [T2] since its already complete.", "table_name": "T2" }, ... ], "succeeded": [] }
条件:
failed
指定したテーブルに対してキャンセル処理を実行できない理由を指定します。
succeeded
指定したテーブルのキャンセル処理がスケジュールされていることを確認します。
使用上の注意¶
キャンセル処理は短時間(数秒)で完了します。これは、 クエリのキャンセル に似ています。
指定されたスキーマ名には、最大1000個のテーブルオブジェクトを含めることができます。スキーマに1000個を超えるテーブルオブジェクトが含まれている場合、Snowflakeはエラーメッセージを返します。
Snowflakeのストアドプロシージャは呼び出し元の権限を利用します。詳細については、 呼び出し元権限と所有者権限のストアドプロシージャについて をご参照ください。
例¶
スキーマ内のテーブルの分類をキャンセルします。
CALL SYSTEM$CANCEL_CLASSIFY_SCHEMA('hr.tables');