ITAR¶
このトピックでは、Snowflakeが ITAR コンプライアンス要件を持つ顧客をどのようにサポートするかについて説明します。
ITAR コンプライアンス要件の理解¶
武器国際取引規則 (ITAR)は、軍事および防衛関連物、サービス、および関連技術のアクセスと輸出を管理および制限する米国のコンプライアンス基準です。
米国軍需品リスト(USML)に指定されている商品やサービスを製造、提供、または配布する会社は、 ITAR の対象となる場合があります。
Snowflakeは、 ITAR ワークロードをサポートする資格がある精査済みのSnowflake従業員と請負業者にリージョンアクセスを限定することにより、Snowflake SnowGov リージョン における ITAR コンプライアンスをサポートします。なお、お客様は、米国の「国家機密」(例: 機密情報、秘密情報、極秘情報)に関連して、SnowflakeサービスまたはSnowflake政府リージョンを使用することはできません。
詳細については、 サポートされているクラウドリージョン をご参照ください。
エクスポートが管理されたデータおよびクロスリージョン機能¶
複数のリージョンが同じ リージョングループ に属する商用リージョンとは異なり、各政府リージョンは独自のリージョングループに属し、そのグループ全体で同様のセキュリティ制御、分離、およびコンプライアンスを維持します。特定の機能は、デフォルトでリージョングループの境界内に制限されているため、この区別は重要です。
例として、複製はリージョングループの境界内でのみ可能です。データベースは、そのリージョングループ外のリージョンに複製できないため、このデフォルトの制限により、政府リージョン内の組織は、最初にSnowflakeに連絡して異なるリージョングループを接続しないと、商用リージョンでデータを共有できなくなります。データ共有は、同じ政府リージョンに属する顧客により利用できます。これは、リージョングループの境界を越えないためです。
政府リージョン内の組織がデータベースを複製したり、政府リージョン外でデータを共有したりする必要がある場合は、これらの機能を使用する前に、 Snowflakeサポート に連絡して、他のリージョングループへのアクセス権を取得する必要があります。
ITAR ワークロードを操作する際の考慮事項¶
Snowflake メタデータフィールド に輸出管理データを入力する場合には注意が必要です。