組織の紹介

組織 は、ビジネスエンティティが所有するアカウントをリンクする、ファーストクラスのSnowflakeオブジェクトです。組織は、アカウントの管理と請求、 複製とフェールオーバー/フェールバック、Snowflake Secure Data Sharing、およびその他のアカウント管理タスクを簡素化します。

この機能により、組織の管理者は、さまざまなリージョンやクラウドプラットフォームですべてのアカウントを表示、作成、および管理できます。

アカウントのタイプ

  • 通常のSnowflakeアカウント。

  • 組織アカウント - 組織管理者が複数アカウントの組織を管理し、 ORGANIZATION_USAGE スキーマのプレミアムビューから利用データにアクセスするために使用する特別なアカウント。詳細については、 組織アカウント をご参照ください。

  • Snowflake Open Catalogアカウント - サービス管理者とカタログ管理者がSnowflake Open Catalogで定義されたカタログを管理するために使用する特別なアカウント。詳細は、 Snowflake Open Catalogの概要 を参照してください。

注釈

複数アカウント組織のための組織アカウントの導入は、組織管理者が組織とそのアカウントを管理する方法を変更します。詳細については、 組織アカウント をご参照ください。

利点

ORGADMINロール

組織管理者(ORGADMIN)システムロールは、組織レベルでの運用の管理を担当します。

注釈

組織アカウント を使用して複数アカウント組織を管理する場合、管理者のロールは GLOBALORGADMIN です。

ORGADMINロールを持つユーザーは、次のアクションを実行できます。

注釈

アカウントが作成されると、ORGADMIN はアカウントのプロパティを表示できますが、アカウントデータにアクセスすることはできません。

ORGADMIN ロールの操作については、 アカウントのORGADMINロールの有効化 をご参照ください。

組織DDL

Snowflakeは、組織内でのアカウントの作成や一覧表示など、組織の管理を支援するために、次の特別な DDL コマンドのセットを提供しています。

組織関数およびビュー

Snowflakeは、 SNOWFLAKE という名前の共有データベースの ORGANIZATION_USAGE スキーマにあるビューを介して、組織内のすべてのアカウントに対する履歴使用状況データを提供します。詳細については、 組織の使用状況 をご参照ください。

組織内のアカウントのデータベース複製を有効にするために、Snowflakeは SYSTEM$GLOBAL_ACCOUNT_SET_PARAMETER 関数を提供します。