ANOMALY_INSIGHTS!GET_DAILY_CONSUMPTION_ANOMALY_DATA

特定のアカウントまたは組織全体の毎日の消費量を返し、その消費量が コスト異常 と見なされるかどうかを識別します。

構文

SNOWFLAKE.LOCAL.ANOMALY_INSIGHTS!GET_DAILY_CONSUMPTION_ANOMALY_DATA(
  '<start_date>',
  '<end_date>',
  <account_name> )
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引数

'start_date'

消費データを返す期間の始まりを指定します。

データ型: DATE

'end_date'

消費データを返す期間の終わりを指定します。

データ型: DATE

account_name

消費データを返すアカウントを決定する式を指定します。以下の値を指定できます。

  • 'account_name': 指定されたアカウントのデータを返します。アカウントのロケーターではなく、アカウント名を指定する必要があります。

  • CURRENT_ACCOUNT_NAME(): 現在のアカウントのデータを返します。

  • NULL: 特定のアカウントではなく、組織全体のデータを返します。

戻り値

以下の列を持つテーブルを返します。

列名

データ型

説明

USAGE_DATE

DATE

消費が発生した日(UTC)。

CONSUMPTION

NUMBER

CURRENCY_TYPE で測定された消費量。

FORECASTED_CONSUMPTION

NUMBER

CURRENCY_TYPE で測定された異常検知アルゴリズムに基づく予測消費量。

UPPER_BOUND

NUMBER

CURRENCY_TYPE で測定された異常検知アルゴリズムに基づく予測最高消費量。この値を超える消費レベルは異常とみなされます。

LOWER_BOUND

NUMBER

CURRENCY_TYPE で測定された異常検知アルゴリズムに基づく予測最低消費量。この値を下回る消費レベルは異常とみなされます。

IS_ANOMALY

BOOLEAN

TRUEの場合、消費は上限と下限の範囲から外れているため、コスト異常として識別されます。

CURRENCY_TYPE

VARCHAR

消費量の単位。測定単位がクレジットや通貨である理由については、 コストデータの測定単位 をご覧ください。

ANOMALY_ID

VARCHAR

システムで生成された識別子。

アクセス制御の要件

以下のロールのいずれかを持つユーザーが、このメソッドを呼び出すことができます。

  • ACCOUNTADMINロール

  • GLOBALORGADMINロール

使用上の注意

別のアカウントまたは組織全体のデータを返すには、 組織アカウント または ORGADMIN が有効なアカウント からこのメソッドを実行する必要があります。

2024年1月1日から2024年3月31日までの消費量に基づく組織レベルの異常の識別。

CALL SNOWFLAKE.LOCAL.ANOMALY_INSIGHTS!GET_DAILY_CONSUMPTION_ANOMALY_DATA(
  '2024-01-01', '2024-03-31', NULL);
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2024年1月1日から2024年3月31日までの消費量に基づく現在のアカウントの異常の識別。

CALL SNOWFLAKE.LOCAL.ANOMALY_INSIGHTS!GET_DAILY_CONSUMPTION_ANOMALY_DATA(
  '2024-01-01', '2024-03-31', current_account_name());
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2024年1月1日から2024年3月31日までの消費量に基づくアカウント prod_acct1 の異常の識別。

CALL SNOWFLAKE.LOCAL.ANOMALY_INSIGHTS!GET_DAILY_CONSUMPTION_ANOMALY_DATA(
  '2024-01-01', '2024-03-31', 'prod_acct1');
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