ListenTCP 2025.5.31.15

バンドル

org.apache.nifi | nifi-standard-nar

説明

着信する TCP 接続をリッスンし、メッセージの区切り文字としてラインセパレータを使用して、各接続からデータを読み込みます。デフォルト値では、各メッセージは1つの FlowFile を生成します が、スループットを上げるために Batch Size を大きな値にすることで、この動作 を制御することができます。受信バッファーサイズは受信されることが予測される最大数のメッセージ数にセットされている必要があります。つまり、100kbごとに改行がある場合、受信バッファーサイズは100kbより大きくなければなりません。プロセッサーは、 SSL Context Serviceを使用して、セキュア接続のみを許可するように構成できます。接続クライアントが相互 TLS 認証のために証明書を提示する場合、クライアント証明書の発行者とサブジェクトの識別名は、属性として発信 FlowFiles に追加されます。プロセッサーは識別名の値に基づいて認可を実行しませんが、これらの値は発信 FlowFiles に付加されているため、これらの属性に基づいて認可を実装できます。

タグ

リスン、SSL、TCP、TLS

入力要件

FORBIDDEN

機密動的プロパティをサポート

false

プロパティ

プロパティ

説明

文字セット

受信データの文字セットを指定します。

クライアント認証

SSL コンテキストで使用するクライアント認証ポリシー。SSL Context Service がプロバイダーとして提供されている場合にのみ使用されます。

ローカル・ネットワーク・インターフェイス

特定の LAN へのリスニングを制限するために使用するローカル ネットワーク インターフェイスの名前。

最大バッチサイズ

一つの FlowFile に追加するメッセージの最大数。複数のメッセージが利用可能の場合、<メッセージデリミタ> と共に、構成された最大メッセージ数まで連結されます。

最大 TCP 接続数

TCP 接続に対応するワーカースレッドの最大利用可能数。

メッセージキューの最大サイズ

基になるチャネルからプロセッサーに転送されるメッセージをバッファリングするために使用される内部キューの最大サイズ。この値を高く設定すると、着信メッセージの急増時に、より多くのメッセージをメモリにバッファーすることができますが、急増時にプロセッサが使用するメモリの総量が増えます。

ソケットバッファの最大サイズ

使用するソケットバッファの最大サイズ。これは、ソケットバッファの大きさをオペレーティングシステムに提案するものです。この値を低くセットしすぎると、データを読み込む前にバッファがいっぱいになってしまい、受信データがドロップされてしまいます。

メッセージ デリミタ

複数のメッセージがバンドルされている場合に、メッセージ間に配置するデリミタを指定します(<最大バッチサイズ> プロパティを参照)。

ポート

通信をリッスンするポート。

受信バッファサイズ

メッセージの受信に使われる各バッファのサイズ。この値は、予想される受信メッセージのサイズに応じて適切に調整してください。

SSL コンテキストサービス

SSL コンテキストを取得するために使用するController Service。このプロパティがセットされている場合、メッセージはセキュア接続で受信されます。

idle-timeout

データを受信しなかった場合に、クライアントが接続を開いたままにする時間。デフォルトの0秒は、クライアントが接続を閉じるまで接続を開いたままにします。

pool-receive-buffers

プロセッサーがソケット接続で受信したバイトの処理に使用するバッファのプーリングを有効または無効にします。フレームワークは、処理中に必要に応じてバッファを割り当てます。

リレーションシップ

名前

説明

success

正常に受信されたメッセージは、このリレーションシップで送信されます。

属性の書き込み

名前

説明

tcp.sender

メッセージの送信ホスト。

tcp.port

メッセージを受信した送信ポート。

client.certificate.issuer.dn

相互 TLS を使用する接続では、クライアントの証明書を発行した認証局の識別名が FlowFile に添付されます。

client.certificate.subject.dn

相互 TLS を使用する接続の場合、クライアント証明書の所有者(サブジェクト)の 識別名は、 FlowFile に付加されます。