Fail-safeの理解と表示

Time Travelとは別個に、Fail-safeは、問題発生時やその他のイベント時(例: セキュリティ違反)に履歴データを確実に保護します。

Fail-safeとは

Fail-safe in Continuous Data Protection lifecycle

Fail-safeが提供する、Snowflakeによって履歴データを回復できる可能性のある期間(構成不可能)は7日間です。この期間は、Time Travel保持期間が終了した直後に開始されます。ただし、長時間実行されるTime Travelクエリは、クエリが完了するまで、アカウント内のデータとオブジェクト(テーブル、スキーマ、およびデータベース)をFail-safeに移動するのを遅らせることに注意してください。

注意

Fail-safeは、ベストエフォート方式で提供されるデータ回復サービスであり、他のすべての回復オプションが試行された後で使用することを目的としています。

Fail-safeは、Time Travel保持期間が終了した後に履歴データにアクセスする手段としては提供されて いません 。これは、Snowflake のみ によって使用され、極端な操作障害により失われた、または破損した可能性のあるデータを回復します。

Fail-safeによるデータ復旧は、完了するまでに数時間から数日かかる場合があります。

アカウントのFail-safeストレージの表示

Snowsight と Classic Console でアカウントの合計データストレージ使用量を確認すると、Fail-safeでデータストレージ履歴を表示できます。

Snowflakeに保存されているデータ量を表示するには、 ACCOUNTADMIN ロールを使用する必要があります。

Snowsight では、次のことができます。

  1. Admin » Usage を選択します。

  2. フィルターを使って StorageStorage Type を選択します。

  3. Fail-safeストレージのグラフとテーブルを見直します。

Classic Console では、次のことができます。

  1. Account » Billing & Usage を選択します。

  2. Average Storage Used を選択してから Fail Safe を選択すると、Fail-safeストレージの使用状況のみが表示されます。