SHOW PIPES¶
アクセス権限があるパイプをリストします。このコマンドを使用して、指定したデータベースまたはスキーマ(またはセッションの現在のデータベース/スキーマ)、またはアカウント全体のパイプをリストできます。
- こちらもご参照ください:
構文¶
SHOW PIPES [ LIKE '<pattern>' ]
[ IN
{
ACCOUNT |
DATABASE |
DATABASE <database_name> |
SCHEMA |
SCHEMA <schema_name> |
<schema_name>
}
]
パラメーター¶
LIKE 'pattern'
オプションで、オブジェクト名でコマンド出力をフィルタリングします。フィルターは、 SQL ワイルドカード文字(
%
および_
)をサポートする、 大文字と小文字を区別しない パターンマッチングを使用します。たとえば、次のパターンは 同じ 結果を返します。
... LIKE '%testing%' ...
... LIKE '%TESTING%' ...
. デフォルト: 値なし(フィルタリングは出力に非適用)。
[ IN ... ]
オプションで、コマンドのスコープを指定します。次のいずれかを指定します。
ACCOUNT
アカウント全体の記録を返します。
DATABASE
、 .DATABASE db_name
現在使用中のデータベースまたは指定されたデータベース(
db_name
)の記録を返します。db_name
なしでDATABASE
を指定し、かつデータベースが使用されていない場合、キーワードは出力に影響しません。SCHEMA
、 .SCHEMA schema_name
、 .schema_name
現在使用中のスキーマまたは指定されたスキーマ(
schema_name
)の記録を返します。データベースが使用中の場合、または完全修飾
schema_name
(例:db.schema
) を指定する場合、SCHEMA
はオプションです。データベースが使用されていない場合は、
SCHEMA
を指定しても出力には影響しません。
デフォルト: セッションで現在使用中のデータベースがあるかどうかによって異なります。
データベース:
DATABASE
がデフォルトです(つまり、コマンドはデータベースで表示する権限を持つオブジェクトを返します)。データベースなし:
ACCOUNT
はデフォルトです(つまり、コマンドは、アカウントで表示する権限を持つオブジェクトを返します)。
使用上の注意¶
パイプ所有者(つまり、パイプの OWNERSHIP 権限を持つロール)、パイプの MONITOR または OPERATE 権限を持つロール、 または グローバル MONITOR EXECUTION権限を持つロールの結果のみを返します。
パイプの現在のステータスを確認するには、 SYSTEM$PIPE_STATUS 関数をクエリします。
プレフィックス
is_
で始まる列は、Y
(はい)またはN
(いいえ)のいずれかを返します。このコマンドは、実行中のウェアハウスを必要としません。
コマンドは、コマンドを実行するために使用されるロールのアクセス権によって決定された通り、指定されたオブジェクトタイプに対して 最大 10Kの記録を返します。フィルタが適用されていても、10Kの制限を超える記録は返されません。
10Kを超える記録が存在する結果を表示するには、 Snowflake Information Schema で対応するビュー(存在する場合)をクエリします。
このコマンドの出力を後処理するには、 RESULT_SCAN 関数を使用できます。この関数は、出力をクエリ可能なテーブルとして扱います。
出力¶
コマンド出力では、次の列にパイプのプロパティとメタデータが提供されます。
列 |
説明 |
---|---|
created_on |
パイプが作成された日時。 |
名前 |
パイプの名前。 |
database_name |
パイプが格納されているデータベース。 |
schema_name |
パイプが格納されているスキーマ。 |
定義 |
キューファイルからSnowflakeテーブルにデータをロードするために使用される COPY ステートメント。 |
所有者 |
パイプを所有する(つまり、パイプに対する OWNERSHIP 権限を持つ)ロールの名前。 |
notification_channel |
DEFINITION 列で指定されたステージのAmazon SQS キューのAmazonリソースネーム。 |
コメント |
このパイプのコメント。 |
統合 |
通知イベントに依存してGoogle Cloud StorageまたはMicrosoft Azureクラウドストレージからのデータロードをトリガーするパイプの通知統合の名前。 |
パターン |
コピーオプションが指定されていた場合は、パイプ定義の COPY INTO <テーブル> ステートメントの PATTERN コピーオプション値。 |
error_integration |
通知をトリガーするためにAmazon S3クラウドストレージのエラーイベントに依存するパイプの通知統合名。 |
owner_role_type |
オブジェクトを所有するロールのタイプ、 |
invalid_reason |
問題があると思われるパイプの詳細情報を表示します。提供される情報と合わせて SYSTEM$PIPE_STATUS を使用すると、より効果的にパイプのトラブルシューティングができます。パイプに問題がない場合は、値は NULL です。 |
budget |
オブジェクトが予算によって監視されている場合、 予算 の名前です。それ以外の場合は、 NULL です。 |
例¶
mydb
データベースの public
スキーマで表示する権限があるすべてのパイプを表示します。
use database mydb; show pipes;