2025年のパフォーマンスの改善

重要

パフォーマンスの改善の多くは、特定のクエリパターンやワークロードを対象としています。これらの改善は、特定のワークロードに重大な影響を及ぼす場合もあれば、及ぼさない場合もあります。

2025年には以下のパフォーマンスの改善が導入されました。

リリース

説明

影響

2025年5月

RANKまたはROW_NUMBERランキングウィンドウ関数を持つトップレベルのQUALIFY句を含む動的テーブルの更新のパフォーマンスが特にランク値が1の場合に向上しました。

QUALIFY RANK() = 1 または ROW_NUMBER = 1 を使用する動的テーブルの更新がより高速になり、一般的な重複排除とトップNのユースケースのパフォーマンスが向上しました。

2025年5月

ベクトル化スキャナーの可用性を強化し、パフォーマンスを向上

以前は、 ベクトル化スキャナ の使用は、特定の ON_ERROR 設定(ABORT_STATEMENT または SKIP_FILE)に限られていました。この制限が撤廃されました。 CONTINUESKIP_FILE_num'SKIP_FILE_num%' など、いずれの ON_ERROR オプションでもベクトル化スキャナを有効にできるようになります。この変更により、パフォーマンスを向上させるベクトル化スキャナーをより多くの状況で使用できるようになります。その結果、データ処理が速くなる場合があります。

2025年4月

Query Acceleration Service (QAS) の対象クエリを拡大しています。

クエリが高速化の恩恵を受けるかどうかを判断するためにQASが使用するヒューリスティックを改善しています。その結果、より多くのクエリがQASで高速化の対象になります。

2025年3月

複製更新の操作中のファイルのバッチ処理を改善しています。

最大8 GBのデータを複製するレプリケーション更新ジョブは、ばらつきが少なく、予測可能性が高くなります。

2025年3月

左外部結合を使用した増分更新モードの動的テーブルのパフォーマンスを向上しています。

1つ以上の左外部結合を含む動的テーブルの増分更新のパフォーマンスを高速化しています。ワークロードによっては、パフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。

2025年3月

Apache Iceberg™ テーブルに対して実行されるクエリの計算およびI/Oリソースを適応して最適化しています。

高並列性の状況でメモリの効率と Apache Iceberg™ クエリのパフォーマンスを向上しています。

2025年2月

タスク で最短10秒ごとの頻度で実行をスケジュールできるようになります。

スケジュールされているタスクの実行間隔を短縮します。