HLL_COMBINE¶
入力状態を単一の出力状態に結合(マージ)します。
これにより、 HLL_ACCUMULATE が同じテーブルの水平パーティションで実行され、各テーブルパーティションのアルゴリズム状態が生成されるシナリオが可能になります。その後、これらの状態を HLL_COMBINE を使用して結合し、テーブル全体で HLL_ACCUMULATE を1回実行するのと同じ出力状態を生成できます。
- こちらもご参照ください:
構文¶
HLL_COMBINE([DISTINCT] state)
引数¶
state
HLL_ACCUMULATE の呼び出しによって生成された状態情報を含む式です。
使用上の注意¶
DISTINCT
はサポートされていますが、効果はありません。この関数の出力は、完全に決定論的ではありません。同じ入力でこの関数を実行すると、異なるタイミングで異なる結果が返される場合があります。通常、違いは小さく、 HLL_* 関数が近似関数であるという事実と一致しています。
例¶
この例は、3つの関連する関数 HLL_ACCUMULATE
、 HLL_ESTIMATE
、 HLL_COMBINE
の使用方法を示しています。
簡単なテーブルとデータを作成します。
-- Create a sequence to use to generate values for the table. CREATE OR REPLACE SEQUENCE seq92; CREATE OR REPLACE TABLE sequence_demo (c1 INTEGER DEFAULT seq92.nextval, dummy SMALLINT); INSERT INTO sequence_demo (dummy) VALUES (0); -- Double the number of rows a few times, until there are 8 rows: INSERT INTO sequence_demo (dummy) SELECT dummy FROM sequence_demo; INSERT INTO sequence_demo (dummy) SELECT dummy FROM sequence_demo; INSERT INTO sequence_demo (dummy) SELECT dummy FROM sequence_demo;sequence_demoという名前のテーブルの現在の近似カーディナリティ情報を表す「状態」を含むテーブルを作成します。
CREATE OR REPLACE TABLE resultstate1 AS ( SELECT hll_accumulate(c1) AS rs1 FROM sequence_demo);次に、2番目のテーブルを作成してデータを追加します。(より現実的な状況では、ユーザーは最初のテーブルにより多くのデータを読み込み、データが読み込まれた時間に基づいてデータを重複しないセットに分割できます)
CREATE OR REPLACE TABLE test_table2 (c1 INTEGER); -- Insert data. INSERT INTO test_table2 (c1) SELECT c1 + 4 FROM sequence_demo;新しいデータのみの「状態」情報を取得します。
CREATE OR REPLACE TABLE resultstate2 AS (SELECT hll_accumulate(c1) AS rs1 FROM test_table2);行の2つのバッチの「状態」情報を結合します。
CREATE OR REPLACE TABLE combined_resultstate (c1) AS SELECT hll_combine(rs1) AS apc1 FROM ( SELECT rs1 FROM resultstate1 UNION ALL SELECT rs1 FROM resultstate2 ) ;行の結合セットのおおよそのカーディナリティを取得します。
SELECT hll_estimate(c1) FROM combined_resultstate;出力:
+------------------+ | HLL_ESTIMATE(C1) | |------------------| | 12 | +------------------+