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地理空間関数変換関数

TO_GEOGRAPHY

入力を解析し、 GEOGRAPHY 型の値を返します。

こちらもご参照ください。

TRY_TO_GEOGRAPHYST_GEOGRAPHYFROMWKBST_GEOGRAPHYFROMWKT

構文

次のいずれかを使用します。

TO_GEOGRAPHY( <varchar_expression> [ , <allow_invalid> ] )

TO_GEOGRAPHY( <binary_expression> [ , <allow_invalid> ] )

TO_GEOGRAPHY( <variant_expression> [ , <allow_invalid> ] )
Copy

引数

必須:

varchar_expression

引数は、次のいずれかの形式で有効なジオメトリオブジェクトを表す文字列式である必要があります。

  • WKT (よく知られているテキスト)。

  • WKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に 0x なし)。

  • EWKT (周知のテキスト)。

  • EWKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に 0x なし)。

  • GeoJSON

binary_expression

引数は WKB または EWKB 形式のバイナリ式である必要があります。

variant_expression

引数は、 GeoJSON 形式の OBJECT である必要があります。

オプション:

allow_invalid

TRUE の場合、入力形状が無効で修復できない場合でも、関数が GEOGRAPHY または GEOMETRY オブジェクトを返す必要があることを指定します。詳細については、 無効な地理空間形状の処理方法の指定 をご参照ください。

戻り値

この関数は、 GEOGRAPHY 型の値を返します。

使用上の注意

  • 入力が、サポートされている形式(WKT、 WKB、 EWKT、 EWKB、 GeoJSON)の1つとして解析できない場合は、エラーを発行します。

  • 入力形式が EWKT または EWKB で、 SRID が4326 でない 場合はエラーを発行します。 EWKT および EWKB の取り扱いに関する注意 をご参照ください。

  • WKT または EWKT 入力から GEOGRAPHY オブジェクトを構築するには、 ST_GEOGRAPHYFROMWKT を使用することもできます。

  • WKB または EWKB 入力から GEOGRAPHY オブジェクトを構築するには、 ST_GEOGRAPHYFROMWKB を使用することもできます。

  • WKT、EWKT、および GeoJSON の座標の場合、経度は緯度の前に表示されます(例: POINT(lon lat))。

これは、 TO_GEOGRAPHY 関数と VARCHAR データの簡単な使用法を示しています。

select TO_GEOGRAPHY('POINT(-122.35 37.55)');
Copy
+--------------------------------------+
| TO_GEOGRAPHY('POINT(-122.35 37.55)') |
|--------------------------------------|
| POINT(-122.35 37.55)                 |
+--------------------------------------+

次の例は、 WKT 形式内で説明されたZ座標のある地理空間オブジェクトに対して GEOGRAPHY オブジェクトを返します。

select TO_GEOGRAPHY('POINTZ(-122.35 37.55 30)');
Copy
+------------------------------------------+
| TO_GEOGRAPHY('POINTZ(-122.35 37.55 30)') |
|------------------------------------------|
| POINTZ(-122.35 37.55 30)                 |
+------------------------------------------+