TRY_TO_GEOGRAPHY¶
入力を解析し、 GEOGRAPHY 型の値を返します。
この関数は TO_GEOGRAPHY と同じですが、 TO_GEOGRAPHY がエラーを返したときに NULL を返す点が異なります。
- こちらもご参照ください。
構文¶
次のいずれかを使用します。
TRY_TO_GEOGRAPHY( <varchar_expression> [ , <allow_invalid> ] )
TRY_TO_GEOGRAPHY( <binary_expression> [ , <allow_invalid> ] )
TRY_TO_GEOGRAPHY( <variant_expression> [ , <allow_invalid> ] )
引数¶
必須:
varchar_expression
引数は、次のいずれかの形式で有効なジオメトリオブジェクトを表す文字列式である必要があります。
WKT (よく知られているテキスト)。
WKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に
0x
なし)。EWKT (周知のテキスト)。
EWKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に
0x
なし)。GeoJSON
binary_expression
引数は WKB または EWKB 形式のバイナリ式である必要があります。
variant_expression
引数は、 GeoJSON 形式の OBJECT である必要があります。
オプション:
allow_invalid
TRUE の場合、入力形状が無効で修復できない場合でも、関数が GEOGRAPHY または GEOMETRY オブジェクトを返す必要があることを指定します。詳細については、 無効な地理空間形状の処理方法の指定 をご参照ください。
戻り値¶
この関数は、 GEOGRAPHY 型の値を返します。
使用上の注意¶
入力が、サポートされている適切な形式(WKT、 WKB、 EWKT、 EWKB、 GeoJSON)として解析できない場合は、 NULL を返します。
入力形式が EWKT または EWKB であり、SRID が4326 でない 場合は NULL を返します。 EWKT および EWKB の取り扱いに関する注意 をご参照ください。
WKT、EWKT、および GeoJSON の座標の場合、経度は緯度の前に表示されます(例:
POINT(lon lat)
)。
例¶
これは、 TRY_TO_GEOGRAPHY 関数と VARCHAR データの簡単な使用法を示しています。
select TRY_TO_GEOGRAPHY('Not a valid input for this data type.'); +-----------------------------------------------------------+ | TRY_TO_GEOGRAPHY('NOT A VALID INPUT FOR THIS DATA TYPE.') | |-----------------------------------------------------------| | NULL | +-----------------------------------------------------------+