TO_GEOMETRY¶
入力を解析し、 GEOMETRY 型の値を返します。
- こちらもご参照ください。
構文¶
次のいずれかを使用します。
TO_GEOMETRY( <varchar_expression> , [ <allow_invalid> ] )
TO_GEOMETRY( <binary_expression> , [ <allow_invalid> ] )
TO_GEOMETRY( <variant_expression> , [ <allow_invalid> ] )
引数¶
varchar_expression
引数は、次のいずれかの形式で有効なジオメトリオブジェクトを表す文字列式である必要があります。
WKT (よく知られているテキスト)。
WKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に
0x
なし)。EWKT (周知のテキスト)。
EWKB (周知のバイナリ)16進数形式(先頭に
0x
なし)。GeoJSON
binary_expression
引数は WKB または EWKB 形式のバイナリ式である必要があります。
variant_expression
引数は、 GeoJSON 形式の OBJECT である必要があります。
オプション:
allow_invalid
TRUE の場合、入力形状が無効で修復できない場合でも、関数が GEOGRAPHY または GEOMETRY オブジェクトを返す必要があることを指定します。詳細については、 Specifying How Invalid Geospatial Shapes Are Handled をご参照ください。
使用上の注意¶
入力が、サポートされている形式(WKT、 WKB、 EWKT、 EWKB、 GeoJSON)の1つとして解析できない場合は、エラーを発行します。
GeoJSON、WKT、および WKB 入力の場合、結果の GEOMETRY オブジェクトでは SRID が0に設定されます。SRID を変更するには、 GEOMETRY オブジェクトを ST_SETSRID に渡し、設定する SRID を指定します。ST_SETSRID は、その SRID が設定された GEOMETRY オブジェクトを返します。
WKT または EWKT 入力から GEOMETRY オブジェクトを構築するには、 ST_GEOMETRYFROMWKT を使用することもできます。
WKB または EWKB 入力から GEOMETRY オブジェクトを構築するには、 ST_GEOMETRYFROMWKB を使用することもできます。
例¶
これは、 TO_GEOMETRY 関数と VARCHAR データの簡単な使用法を示しています。
alter session set geometry_output_format='WKT'; select to_geometry('POINT(1820.12 890.56)');+--------------------------------------+ | TO_GEOMETRY('POINT(1820.12 890.56)') | |--------------------------------------| | POINT(1820.12 890.56) | +--------------------------------------+