テレメトリ: イベントテーブルの属性名と値の変更

注意

この動作変更は2024_07バンドルにあります。

バンドルの現在のステータスについては、 バンドル履歴 をご参照ください。

この動作変更バンドルを有効にすると、Pythonで関数やプロシージャハンドラーが記述されたときに、イベントテーブルと Snowsight の一部のテレメトリデータが変更されます。

変更前:

ハンドラーをPythonで記述した場合のイベントテーブルでは、以下のようになります。

  • SPAN RECORD_TYPE の RECORD 列では、 name 属性の値は snow.auto_instrumented のような固定値です。

  • SPAN RECORD_TYPE の RECORD 列には、 snowflake.max_memory_usage_bytes 属性を含めることができます。

Snowsight では、 Query Profile ビューで snowflake.max_memory_usage_bytes の値が Python sandbox max memory usage としてリストされます。

変更後:

ハンドラーをPythonで記述した場合のイベントテーブルでは、以下のようになります。

  • SPAN RECORD_TYPE の RECORD 列で、 name 属性の値は、データを発信した関数またはプロシージャのハンドラーを識別します。これは実行可能ファイルの種類によって異なります。

    • プロシージャ --- ハンドラー関数名

    • ユーザー定義関数(UDF) --- ハンドラー関数名

    • ユーザー定義テーブル関数(UDTF) --- ハンドラークラス名

    • クライアントコード --- スパンを開始したクライアント側 API の名前

  • SPAN RECORD_TYPE の RECORD 列には、 snowflake.max_memory_usage_bytes から名前が変更された snow.process.memory.usage.max 属性を含めることができます。

Snowsight では、 Query Profile ビューで snow.process.memory.usage.max の値が Max Python process memory usage としてリストされます。

同様に、 GET_QUERY_OPERATOR_STATS 関数の出力では、 OPERATOR_STATISTICS 列の Python sandbox max memory usage nested key の名前が Max Python process memory usage に変更されています。

参照: 1668