動作変更について

毎月(12月を除く)、Snowflakeはその月における週次の総合リリースの1つを選択して、動作変更を導入します。動作変更のために選択される週次リリースはさまざまですが、通常は前回の動作変更のリリースから4回目か5回目のリリースです。

動作の変更は、以前とは異なる結果を返し、顧客のコードまたはワークロードに影響を与える可能性がある、既存の動作に対する変更として定義されます。

動作変更バンドル

動作の変更は、次の命名規則を利用するバンドルで提供されます。

YYYY_NN

YYYY は年、 NN は年内のリリースの序数です。たとえば、 2022_06 は、2022年に導入された6番目の動作変更バンドルです。

動作変更バンドルでの作業の詳細については、 動作変更の管理 をご参照ください。

バンドルのライフサイクル

動作変更バンドルのライフサイクルは、次の2つの期間で構成されます。

テスト期間(1か月目)

バンドルは デフォルトで無効 として導入されます。この期間中、1つまたは複数のアカウントでバンドルを 有効にする ことができます。通常、実稼働アカウントに影響を与えずに変更をテストできるように、開発用または QA (品質保証)用に指定されたアカウントを選択します。

オプトアウト期間(2か月目)

バンドルは、 デフォルトで無効 から デフォルトで有効 に移行します。この期間中は、アカウントでバンドルを 無効にする ことができます。これにより、変更の影響を軽減するために必要な調整を行いながら、通常は実稼働アカウントのバンドルの変更を延期できます。

この2つの期間中は、いつでも動作変更バンドルを明示的に有効または無効にすることができます。一度明示的に設定されると、バンドルはデフォルトの状態から変更され、Snowflakeは上記の期間の設定を上書きしません。たとえば、テスト期間中にバンドルを無効にした場合は、オプトアウト期間の開始時に有効にはなりまません。

オプトアウト期間の終了時に、Snowflakeはすべてのアカウントでバンドルの動作変更を有効にします。この時点で、バンドルは 一般的に有効 とみなされます。この時点から、オーバーライドはクリアされ、明示的にバンドルを有効または無効にすることはできなくなります。

動作変更のドキュメント

動作変更バンドルを含むリリースには、次のドキュメントが含まれます(リリースの リリースノート に加えて):

  • リリースに含まれる各バンドルについての概要。

  • 各バンドルにおける動作変更の詳細な説明。