動作変更について

毎月(11月と12月を除く)、Snowflakeはその月における毎週の総合リリースの1つを選択して、動作の変更を導入します。動作変更のために選択される週次リリースは異なる場合がありますが、通常はその月の3回目または4回目のリリースです。

動作の変更は、以前とは異なる結果を返し、顧客のコードまたはワークロードに影響を与える可能性がある、既存の動作に対する変更として定義されます。

動作変更バンドル

動作の変更は、次の命名規則を利用するバンドルで提供されます。

YYYY_NN

YYYY は年、 NN は年内のリリースの序数です。たとえば、 2022_06 は、2022年に導入された6番目の動作変更バンドルです。

動作変更バンドルでの作業の詳細については、 動作変更の管理 をご参照ください。

バンドルのライフサイクル

動作変更バンドルのライフサイクルは、次の2つの期間で構成されます。

テスト期間(1か月目)

バンドルは「デフォルトで無効」として導入されます。この期間中、1つまたは複数のアカウントでバンドルを 有効にする ことができます。通常、実稼働アカウントに影響を与えずに変更をテストできるように、開発用または QA (品質保証)用に指定されたアカウントを選択します。

オプトアウト期間(2か月目)

バンドルは、「デフォルトで無効」から「デフォルトで有効」に移行します。この期間中は、アカウントでバンドルを 無効にする ことができます。これにより、変更の影響を軽減するために必要な調整を行いながら、通常は実稼働アカウントのバンドルの変更を延期できます。

これら2つの期間中、Snowflakeは特定のバンドルの設定を上書きしません。たとえば、テスト期間中にバンドルを無効にした場合は、オプトアウト期間の開始時に有効にはなりまません。

オプトアウト期間の終了時に、Snowflakeはすべてのアカウントでバンドルの動作変更を有効にします。この時点で、バンドルは「一般的に有効」と見なされます。このときから、バンドルの有効化、無効化ができなくなります。

動作変更のドキュメント

動作変更バンドルを含むリリースには、次のドキュメントが含まれます(リリースの リリースノート に加えて):

  • リリースに含まれる各バンドルについての概要。

  • 各バンドルにおける動作変更の詳細な説明。