<budget_name>!GET_SERVICE_TYPE_USAGE

サービスタイプ別に 予算 のクレジット使用状況を表示します。

こちらもご参照ください。

<budget_name>!GET_SPENDING_HISTORY

構文

<budget_name>!GET_SERVICE_TYPE_USAGE( SERVICE_TYPE => '<service_type>' ,
                                      TIME_DEPART => '<time_interval>' ,
                                      USER_TIMEZONE => '<timezone>' ,
                                      TIME_LOWER_BOUND => <constant_expr> ,
                                      TIME_UPPER_BOUND => <constant_expr>
                                    )
Copy

引数

SERVICE_TYPE => service_type

結果を制限するために使用されるサービスのタイプです。

有効な値:

クレジットを消費している サービスのタイプ。次のいずれかになります。

  • AUTO_CLUSTERING

  • HYBRID_TABLE_REQUESTS

  • MATERIALIZED_VIEW

  • PIPE

  • QUERY_ACCELERATION

  • SEARCH_OPTIMIZATION

  • SERVERLESS_TASK

  • SNOWPIPE_STREAMING

  • WAREHOUSE_METERING

  • WAREHOUSE_METERING_READER

TIME_DEPART => time_interval

利用記録の区切りに使用される時間間隔。各行には、指定した時間間隔ごとのサービス利用状況が表示されます。

有効な値:

  • HOUR、時間

  • DAY、日

  • WEEK、週

USER_TIMEZONE => timezone

ユーザーのタイムゾーンを指定する文字列。予算計測は UTC タイムゾーンに基づいています。

TIME_LOWER_BOUND => constant_expr

支出が発生した時間範囲の開始点。

TIME_UPPER_BOUND => constant_expr

支出が発生した時間範囲の終了点。

戻り値

この関数は、次の列を返します。

列名

データ型

説明

START_TIME

TIMESTAMP_TZ

利用が発生した日時。

ENTITY_ID

NUMBER

予算内のオブジェクトの内部識別子。

NAME

VARCHAR

計測対象オブジェクトの名前。

CREDITS_USED

FLOAT

使用したクレジット数。これは CREDITS_COMPUTE と CREDITS_CLOUD の合計です。

CREDITS_COMPUTE

FLOAT

使用した計算クレジットの数。

CREDITS_CLOUD

FLOAT

使用したクラウドサービスのクレジットの数。

アクセス制御の要件

  • カスタム予算 の結果を表示するには、以下の最小権限とロールが必要です。

    • 予算インスタンスに対する任意の インスタンスロール を持つロール。

    • 予算インスタンスを含むデータベースとスキーマ上で USAGE 権限を付与されたロール。

  • アカウント予算 の結果を表示するには、以下のロールが必要です。

    アカウント予算に対する アプリケーションロール を持つロール。

使用上の注意

timezone については、 IANA タイムゾーンデータベース のリリース 2021a から、 タイムゾーン名 または リンク名 を指定できます(例: America/Los_AngelesEurope/LondonUTCEtc/GMT など)。

注釈

  • タイムゾーン名は大文字と小文字が区別され、一重引用符で囲む 必要があります (例: 'UTC')。

  • Snowflakeは、タイムゾーンの 略語 の大半を サポートしていません (例: PDTEST)。特定の略語は、いくつかの異なるタイムゾーンの1つを参照している可能性があるためです。たとえば、 CST は、北米の中部標準時(UTC-6)、キューバ標準時(UTC-5)、および中国標準時(UTC+8)を指す場合があります。

アカウント予算について、過去1週間に各ウェアハウスで使用された毎日のクレジットを表示します。

CALL snowflake.local.account_root_budget!GET_SERVICE_TYPE_USAGE(
   SERVICE_TYPE => 'WAREHOUSE_METERING',
   TIME_DEPART => 'day',
   USER_TIMEZONE => 'UTC',
   TIME_LOWER_BOUND => dateadd('day', -7, current_timestamp()),
   TIME_UPPER_BOUND => current_timestamp()
);
Copy

エラーメッセージ

次のシナリオは、発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立ちます。

エラー

001044 (42P13): SQL compilation error: error line 0 at position -1
Invalid argument types for function 'GET_SERVICE_TYPE_USAGE':
(VARCHAR(X), VARCHAR(X), VARCHAR(X), VARCHAR(X))

原因

無効な引数または間違った数の引数でメソッドが呼び出されました。

解決策

メソッドを呼び出す際に使用する引数が有効かどうか、必要な引数がすべて含まれているかどうかを確認します。

エラー

002151 (22023): Uncaught exception of type 'STATEMENT_ERROR' on line 16
at position 23 : SQL compilation error: [:TIME_DEPART] is not a valid
date/time component for function DATE_TRUNC.

原因

引数 TIME_DEPART が無効な文字列です。

解決策

<label-get_service_type_usage_time_depart> の上に一覧表示された有効な値のいずれかを使用します。

エラー

100094 (22000): Uncaught exception of type 'STATEMENT_ERROR' on line 16
at position 23 : Unknown timezone: '<invalid_timezone>'

原因

引数 USER_TIMEZONE が無効な文字列です。

解決策

有効なタイムゾーン文字列を使用します。詳細については、上記の 使用上の注意 をご参照ください。