- カテゴリ:
文字列とバイナリ関数 (チェックサム)
MD5_BINARY¶
128ビットの MD5 メッセージダイジェストを含む16バイトの BINARY
値を返します。
- こちらもご参照ください。
構文¶
MD5_BINARY(<msg>)
引数¶
msg
ハッシュされるメッセージの文字列式。
戻り値¶
MD5 メッセージダイジェストを含む16バイトの BINARY
値を返します。
使用上の注意¶
MD5* 関数は元々暗号化関数として開発されましたが、現在暗号化は廃止されているため、その目的には使用しないでください。これらは、他の目的(たとえば、偶発的なデータ破損を検出する「チェックサム」機能)に使用できます。
データを暗号化および復号化する必要がある場合は、次の関数を使用します。
例¶
以下の例は、関数の簡単な使用例を示しています。出力は16バイトのバイナリ文字列ですが、デフォルトでは SNOWSQL は一連の16進数としてバイナリ値を表示するため、以下の出力は、16個の1バイト文字としてではなく、32個の16進数として表示されます。
SELECT md5_binary('Snowflake'); +----------------------------------+ | MD5_BINARY('SNOWFLAKE') | |----------------------------------| | EDF1439075A83A447FB8B630DDC9C8DE | +----------------------------------+
この例は、関数を使用して、 BINARY
型の列を含むテーブルに挿入する方法を示しています。
テーブルを作成して入力します。
CREATE TABLE binary_demo (b BINARY); INSERT INTO binary_demo (b) SELECT MD5_BINARY('Snowflake');出力:
SELECT TO_VARCHAR(b, 'HEX') AS hex_representation FROM binary_demo; +----------------------------------+ | HEX_REPRESENTATION | |----------------------------------| | EDF1439075A83A447FB8B630DDC9C8DE | +----------------------------------+