ALTER COMPUTE POOL¶
既存の コンピューティングプール のプロパティを変更します。
構文¶
ALTER COMPUTE POOL [ IF EXISTS ] <name> { SUSPEND | RESUME }
ALTER COMPUTE POOL [ IF EXISTS ] <name> STOP ALL;
ALTER COMPUTE POOL [ IF EXISTS ] <name> SET [ MIN_NODES = <num> ]
[ MAX_NODES = <num> ]
[ AUTO_RESUME = { TRUE | FALSE } ]
[ AUTO_SUSPEND_SECS = <num> ]
[ COMMENT = '<string_literal>' ]
ALTER COMPUTE POOL [ IF EXISTS ] <name> UNSET { AUTO_SUSPEND_SECS |
AUTO_RESUME |
COMMENT
}
[ , ... ]
パラメーター¶
name
変更するコンピューティングプールの識別子を指定します。
識別子にスペースまたは特殊文字が含まれる場合は、文字列全体を二重引用符で囲む必要があります。二重引用符で囲まれた識別子も大文字と小文字が区別されます。
詳細については、 識別子の要件 をご参照ください。
{ SUSPEND | RESUME }
コンピューティングプールを中断するか、または中断していたコンピューティングプールを再開します。コンピューティングプールを中断すると、Snowflakeはコンピューティングプール内のすべてのサービスを中断しますが、ジョブは終了状態(DONE または FAILED)になるまで実行され続け、その後コンピューティングプールノードは解放されます。
STOP ALL
すべてのサービスをドロップし、コンピューティングプールで実行中のジョブをキャンセルします。その後、Snowflakeはコンピューティングプールからすべてのコンテナを削除します。
SET ...
コンピューティングプールに1つ以上の指定されたプロパティやパラメーターを設定します。
MIN_NODES = num
コンピューティングプールの最小ノード数を指定します。
MAX_NODES = num
コンピューティングプールの最大ノード数を指定します。
AUTO_RESUME = { TRUE | FALSE }
サービスやジョブの送信時にコンピューティングプールを自動的に再開するかどうかを指定します。AUTO_RESUME が FALSE の場合、コンピューティングプール上でサービスやジョブを開始する前に、明示的に(ALTER COMPUTE POOL <name> RESUMEを使用して)コンピューティングプールを再開する必要があります。
AUTO_SUSPEND_SECS = num
Snowflakeがコンピューティングプールを自動的に中断させるまでの非アクティブの秒数。非アクティブとは、コンピューティングプール内のどのノード上でもサービスやジョブが実行されていないことを意味します。
COMMENT = 'string_literal'
コンピューティングプールのコメントを指定します。
UNSET ...
コンピューティングプールの設定を解除する1つ(または複数)のプロパティ、パラメーター、またはその両方を指定します。これにより、デフォルトにリセットされます(CREATE COMPUTE POOL をご覧ください)。
AUTO_SUSPEND_SECS
AUTO_RESUME
COMMENT
アクセス制御の要件¶
この SQL コマンドの実行に使用される ロール には、少なくとも次の 権限 が必要です。
権限 |
オブジェクト |
メモ |
---|---|---|
OPERATE |
コンピューティングプール |
コンピューティングプールを中断または再開するには、ロールにこれらの権限が必要です。 |
MODIFY |
コンピューティングプール |
コンピューティングプールを変更し、プロパティを設定するには、ロールにこの権限が必要です。 |
指定された権限のセットを使用してカスタムロールを作成する手順については、 カスタムロールの作成 をご参照ください。
セキュリティ保護可能なオブジェクト に対して SQL アクションを実行するためのロールと権限付与に関する一般的な情報については、 アクセス制御の概要 をご参照ください。
使用上の注意¶
メタデータについて:
注意
Snowflakeサービスを使用する場合、お客様は、個人データ(ユーザーオブジェクト向け以外)、機密データ、輸出管理データ、またはその他の規制されたデータがメタデータとして入力されていないことを確認する必要があります。詳細については、 Snowflakeのメタデータフィールド をご参照ください。
例¶
以下の例では、コンピューティングプールに MAX_NODES と AUTO_RESUME プロパティを設定しています。
ALTER COMPUTE POOL tutorial_compute_pool SET
MAX_NODES = 5
AUTO_RESUME = FALSE