Snowpark Migration Accelerator: プロジェクト概要

Snowpark Migration Accelerator(SMA)は、開発者が既存のSparkコードを分析し、Snowparkコードに変換するのに役立ちます。このツールはコードベースを理解するプロセスを簡素化し、Spark API 参照を同等のSnowpark API に自動で翻訳します。

SMA の仕組み

このセクションでは、核となる機能とプロセスについて説明します。次を学習します。

このツールを使用する際に遭遇する2つの重要な概念を定義しましょう。

  1. プロジェクト: 単一の実行またはツールの1回の実行を表します。ツールを使用するたびに、新しいプロジェクトが作成されます。

  2. レディネススコア: 結果を評価するための主なメトリックです。これは、ご自身のコードが移行に対してどの程度準備されているかを示します。

SnowConvert プロジェクトとは

このアクセラレーターを使用するには、まずプロジェクトを作成する必要があります。プロジェクトはツールの実行と構成設定をリンクします。プロジェクトを作成すると、ツールはソースコードディレクトリに.snowctファイルを生成します。このファイルには、以下のようなすべてのプロジェクト情報がローカルマシンで保存されます。

  • 選択したソースプラットフォーム

  • 変換設定

  • プロジェクトのステータス

レディネススコアとは

レディネススコアは、Spark API コードがSnowpark API の同等の関数にどれだけマッピングできるかを測定します。スコアが高いということは、SparkとSnowparkの要素の互換性が高いことを示しますが、コードベース全体がSnowflakeで正常に動作することを保証するものではありません。レディネススコアは初期評価ツールの役割を果たしますが、アプリケーションがSnowparkへの移行に適しているかどうかを評価する際には、その他の要素も考慮する必要があります。

その他の専門用語や定義については、 用語集 をご参照ください。

まずはプロジェクトのセットアップから...