Snowpark Migration Accelerator: ツールの実行

プロジェクトのセットアップが完了したら、Snowpark Migration Accelerator(SMA)を実行します。これはプロセスの中で最も簡単なステップです。

プロジェクト作成ページで、右下の 保存して評価を開始 ボタンをクリックして、Snowpark Migration Accelerator(SMA)の実行を開始します。

保存して評価を開始

ツールは入力ディレクトリ内のすべてのファイルのスキャンを開始します。実行中、以下のような進捗画面が表示されます。

分析中

移行プロセスは3つのフェーズに分かれています。

  • ソースコードのロード: SMA は、入力ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンしてファイルインベントリを作成します。このインベントリから、指定されたファイル拡張子のコードを使用してセマンティックモデルを構築します。

  • ソースコードの分析: このメインフェーズでは、 SMA が抽象構文ツリー(AST)を作成し、ソースコードの関数を表現します。AST を構築しながら、変換プロセス全体を通して要素と関数を追跡するための記号テーブルも作成します。この記号テーブルは、すべての出力レポートの作成に役立ちます。変換モードでは、 SMA は、Snowflakeに相当する要素を AST から識別し、対応するSnowflake関数にマッピングします。

  • 結果の書き込み: 最後のステップで、 SMA は出力ファイルを生成します。評価モードでは、レポートを作成します。変換モードでは、指定した出力フォルダーにレポートと変換されたコードの両方が作成されます。

結果を表示ボタンは、3つのフェーズがすべて完了した後にアクティブになります。このボタンをクリックすると、評価結果が表示されます。