TABLES および SCHEMATA ビュー(Account Usage): RETENTION_TIME 列への変更

注意

この動作変更は2023_04バンドルにあります。

バンドルの現在のステータスについては、 バンドル履歴 をご参照ください。

オブジェクトのデータ保持期間は、オブジェクトとアカウントに設定された保持時間パラメーターの設定により決定されます。これらのパラメーターは、 DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYS と MIN_DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYS です。

  • オブジェクトに保持時間が明示的に設定されていない場合は、親オブジェクトから設定を継承します。

  • アカウントレベルで保持時間が設定されていない場合、オブジェクトのデフォルトの保持時間は1日間です。

  • 一時オブジェクトの最大保持時間は、アカウントレベルの設定に関係なく1日間です。

  • アカウントに設定された最小保持時間と、オブジェクトに明示的に設定された保持時間がある場合、有効な保持時間は2つのうち大きい方となります。 MAX(DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYS, MIN_DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYS)。

以下にリストされたAccount Usageビューで、次のシナリオの場合に RETENTION_TIME の列が誤った値で表示される可能性があります。

  • 一時テーブルまたはスキーマに明示的な保持時間が設定されておらず、アカウントの保持時間が7日間に設定されている場合、 RETENTION_TIME 列の値は7日間です。これは誤りです。一時オブジェクトのデータ保持時間は最大1日間です。

  • アカウントの最小保持時間が7日間で、テーブルまたはスキーマの保持時間の設定が4日間の場合、 RETENTION_TIME 列の値は4日間です。これは誤りです。アカウントの最小保持時間の方が長いため、テーブルまたはスキーマに明示的に設定された保持時間を上書きします。

  • テーブルまたはスキーマの保持時間が10日間に設定され、その後設定解除された場合、 RETENTION_TIME 列の値は設定解除された値(この場合10)になります。これは誤りの可能性があります。

現在のリリースでは、 RETENTION_TIME 列の値が、以下の ACCOUNT_USAGE ビューで以下のように変更されています。

  • TABLES ビュー

  • SCHEMATA ビュー

以前:

RETENTION_TIME の列には、オブジェクトのデータ保持時間が正しく表示されない場合があります。

現在:

RETENTION_TIME 列はテーブルとスキーマの正しいデータ保持時間を表示します。

データ保持期間の設定については、 オブジェクトのデータ保持期間の指定 をご参照ください。

参照: 928