NOTIFICATION_HISTORY テーブル関数: 出力への変更

注意

この動作変更は2024_04バンドルにあります。

バンドルの現在のステータスについては、 バンドル履歴 をご参照ください。

NOTIFICATION_HISTORY 関数が変更され、次の情報を提供するようになります。

  • まだ処理されていない通知。

  • 当初失敗し、再試行されている通知送信の試み。

次のセクションでは、これらの変更が関数の出力にどのように影響するかを説明します。

返される行数の変更

関数が返す行数が変更されます。

変更前:

この関数は、処理された各通知(送信されたか、失敗した通知)の行を返します。

通知の送信を複数回試みた場合、この関数は最後に試みた行を返します。

変更後:

この関数は、通知の送信を試みるたびに行を返します。STATUS 列の値は、試行のステータスを示します。

  • 試行は失敗したが再試行可能な場合、値は RETRIABLE_FAILURE です。

  • 試行が失敗し、再試行できない場合、値は FAILURE です。

  • 試行が成功した場合、値は SUCCESS です。

さらに、この関数は、まだ処理されていない各通知(キューに入っている通知)の行を返します。

出力の新しい列

この動作変更バンドルが有効になっている場合は、 NOTIFICATION_HISTORY 関数の出力に以下の新しい列が含まれます。

列名

データ型

説明

ID

VARCHAR

通知送信リクエストの一意の ID。

Snowflakeが通知の送信に失敗し、再度通知を送信しようとした場合、この関数は各試行の行を返します。各試行の行の ID 列の値は同じですが、 ATTEMPT 列の値は異なります。

ATTEMPT

INTEGER

通知の送信を試みた回数。

MESSAGE_SOURCE_INFO

OBJECT

通知元に関する情報を含むオブジェクト。このオブジェクトのフィールドは、ソースのタイプによって異なります。

  • タスクのエラー通知の場合、オブジェクトには以下のフィールドが含まれます。

    • name: タスクの名前。

    • graph_run_group_id: グラフ実行の識別子。

    • attempt_number: このタスクの実行を試みた回数を表す整数。

  • Snowpipeのエラー通知の場合、オブジェクトにはパイプ名を指定する pipe_name フィールドが含まれます。

  • SYSTEM$SEND_EMAIL ストアドプロシージャを呼び出して送信される通知の場合、オブジェクトにはストアドプロシージャを呼び出したステートメントの ID を指定する query_id フィールドが含まれます。

MESSAGE 列の廃止

MESSAGE 列は廃止され、将来削除される予定です。

参照: 1593