SnowConvert: Snowflake用Teradata SQL 翻訳ガイド

このページでは、 SnowConvert の機能を活用して、Teradata SQL ステートメントをSnowflakeに翻訳するガイドを提供します。様々な関数、データ型、 SQL 構文要素をカバーし、キーとなる違いや翻訳戦略を強調します。このガイドは、 SnowConvert の公式ドキュメントを補足し、ハイレベルな概要を提供することを目的としています。最も詳細で最新の情報については、公式ドキュメントを参照してください。

データ型のマッピング:

TeradataとSnowflakeのデータ型は似ていますが、同一ではありません。SnowConvert はほとんどの場合自動的にマッピングを処理しますが、基になる変換を理解することは有益です。一般的なマッピングは以下の通りです。

データ型のマッピング:

Teradataデータ型

Snowflakeに相当

注意

BYTEINT

SMALLINT

SMALLINT

SMALLINT

INTEGER

INTEGER

BIGINT

BIGINT

DECIMAL(P,S)

NUMBER(P,S)

精度とスケールを見直すべきです。

FLOAT

FLOAT / DOUBLE

プラットフォーム特有のニュアンスがあるかもしれません。

REAL

FLOAT

CHAR(n)

CHAR(n)

文字セットの違いを考慮する必要があります。

VARCHAR(n)

VARCHAR(n)

文字セットの違いを考慮する必要があります。

CLOB

VARCHAR(16777216) / TEXT

慎重な取り扱いが必要で、さまざまなストレージメカニズムが関与している可能性があります。

BLOB

VARBINARY

慎重な取り扱いが必要で、さまざまなストレージメカニズムが関与している可能性があります。

DATE

DATE

TIME

TIME

TIMESTAMP

TIMESTAMP_NTZ / TIMESTAMP_TZ

タイムゾーンの考慮事項を確認する必要があります。

INTERVAL

INTERVAL

SQL 構文と関数:

SnowConvert は、多くの SQL コンストラクトの翻訳を自動化します。しかし、特別な注意が必要な分野もあります。

  • DDL ステートメント: CREATE TABLE、 ALTER TABLE、 DROP TABLE は一般的に直訳されます。制約とインデックスの互換性を確認します。

  • DML ステートメント: SELECT、 INSERT、 UPDATE、 DELETE はほぼ互換性があります。これらのステートメント内の具体的な関数の使用に注意してください。

  • 集計関数: SUM、 AVG、 COUNT、 MIN、 MAX は通常シームレスに翻訳されます。

  • 文字列関数: 文字列関数の多くには同等のものがありますが(例: SUBSTRING、 UPPER、 LOWER)、名前や動作が異なるものもあります。

  • 日付/時刻関数: 文字列関数と同様に、日付および時刻関数に相当する関数に矛盾がないか確認します。

  • 分析関数: ウィンドウ関数(例: ROW_NUMBER、 RANK、 LAG、 LEAD)は、どちらのプラットフォームでも一般的にサポートされていますが、特定の構文や動作が異なる場合があります。

  • ストアドプロシージャと UDFs: Teradataストアドプロシージャとユーザー定義関数(UDFs)は変換が必要です。SnowConvert はこのプロセスを支援できますが、手作業による確認や調整が必要になることもよくあります。

  • マクロ: Teradataマクロは、Snowflakeストアドプロシージャまたは UDFs として書き直す必要があります。

  • 条件付きロジック: CASE ステートメントは一般的に互換性があります。

  • 結合: 内部結合、外部結合、およびクロス結合は通常問題なく翻訳されます。

  • トランザクション: SnowflakeのトランザクションモデルはTeradataと異なる可能性があるため、トランザクションロジックを確認してください。

  • Teradata固有の機能: Teradata固有の機能(特定のテーブルパーティショニングスキーム、複数値の圧縮など)は、Snowflakeに直接相当するものがなく、別のアプローチが必要になる場合があります。