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システム関数 (システム情報)
SYSTEM$GET_PRIVATELINK_ENDPOINTS_INFO¶
プロビジョニングしたすべてのプライベート接続エンドポイントのステータスを返します。エンドポイントは、Snowflakeアカウントをホストするクラウドプラットフォームに応じて、サービスエンドポイントまたはリソースエンドポイントになります。
構文¶
SYSTEM$GET_PRIVATELINK_ENDPOINTS_INFO()
戻り値¶
次のフィールドを持つ JSON オブジェクトを返します。
AWS:
provider_service_name
サービスまたはリソースの名前。
snowflake_endpoint_name
Snowflakeアカウントの VPC エンドポイント ID。このフィールドには、エンドポイントが作成されている間の仮の名前が格納されます。エンドポイントが作成され、
endpoint_state
がCREATED
に変更されると、この名前は変更されます。endpoint_state
Snowflakeのエンドポイントの状態。このフィールドには、以下のいずれかの状態を含めることができます。
PENDING_CREATION
: エンドポイントはまだ作成中です。
CREATED
:Snowflakeがクラウドプロバイダーからエンドポイントが正常に作成され、使用可能であるという応答を受け取ったことを示します。
FAILED
: エンドポイントはクラウドプロバイダー上で予期せぬ状態にあり、使用できません。
PENDING_DELETION
: エンドポイントは削除キューにありますが、復元可能です。
DELETING
: クラウドプロバイダー上でエンドポイントが削除されており、復元できません。host
サービスへの接続に使用するホスト名。
status
AWS のエンドポイントプロビジョニングステータス。このフィールドには以下のステータスのいずれかを含めることができます。
Pending
: エンドポイントはまだ作成中です。
Available
: エンドポイントが作成され、使用できるようになります。
Azure:
provider_resource_id
エンドポイントが接続するリソースのAzure Resource ID。
subresource
エンドポイントが接続するAzure リソースのサブリソース。
snowflake_resource_id
Azureリソースに接続するプライベートエンドポイントのAzure Resource ID。
host
リソースへの接続に使用するホスト名。
endpoint_state
Snowflakeのエンドポイントの状態。このフィールドには、以下のいずれかの状態を含めることができます。
PENDING_CREATION
: エンドポイントはまだ作成中です。
CREATED
:Snowflakeがクラウドプロバイダーからエンドポイントが正常に作成され、使用可能であるという応答を受け取ったことを示します。
FAILED
: エンドポイントはクラウドプロバイダー上で予期せぬ状態にあり、使用できません。
PENDING_DELETION
: エンドポイントは削除キューにありますが、復元可能です。
DELETING
: クラウドプロバイダー上でエンドポイントが削除されており、復元できません。status
Microsoft Azure のエンドポイントプロビジョニングステータス。このフィールドを使用して、 Microsoft Azure がリソースへのプライベートエンドポイント接続を承認したかどうかを判断します。このフィールドには以下のステータスのいずれかを含めることができます。
APPROVED
PENDING
DISCONNECTED
REJECTED
Google Cloud:
provider_resource_id
プライベート接続エンドポイントが接続するリソース ID(サービスアタッチメント ID)。
snowflake_resource_id
プライベート接続エンドポイントの識別子。
host
このエンドポイントを使用するプロバイダーサービスまたはリソースにアクセスするときに使用するホスト名。
endpoint_state
Snowflake側のエンドポイントの状態。
status
Google Cloud の接続ステータス。クラウドプロバイダーが接続設定の完了に時間がかかるため、プライベート接続エンドポイントの作成直後に NO CONNECTION が表示される場合があります。このフィールドには以下のステータスのいずれかを含めることができます。
ACCEPTED
NO CONNECTION
REJECTED
使用上の注意¶
この関数は、Snowflakeの外部にあるクラウドプラットフォーム内のプライベート接続エンドポイントを取得するプロセスに依存するため、実行に約5分かかることがあります。
例¶
AWS:
Amazon S3への外部アクセスを持つすべての PrivateLink エンドポイントをリストし、次の SQL ステートメントを実行します。
SELECT SYSTEM$GET_PRIVATELINK_ENDPOINTS_INFO();
[
{
"provider_service_name": "com.amazonaws.us-west-2.s3",
"snowflake_endpoint_name": "vpce-123456789012abcdea",
"endpoint_state": "CREATED",
"host": "*.s3.us-west-2.amazonaws.com",
"status": "Available"
},
...
Amazon Web Services上のSnowflakeアカウントに対し、特定のリソース識別子のプライベート接続エンドポイントを返します。
Azure:
Microsoft Azure上のSnowflakeアカウントのために、プロビジョニングしたプライベート接続エンドポイントと、各エンドポイントが関連付けられているサービス名をリストします。
SELECT SYSTEM$GET_PRIVATELINK_ENDPOINTS_INFO();[ { "provider_resource_id": "/subscriptions/11111111-2222-3333-4444-5555555555/...", "subresource": "sqlServer", "snowflake_resource_id": "/subscriptions/fa57a1f0-b4e6-4847-9c00-95f39520f...", "host": "testdb.database.windows.net", "endpoint_state": "CREATED", "status": "Approved", } ]
Google Cloud
Google Cloud 上のSnowflakeアカウントのために、プロビジョニングしたプライベート接続エンドポイントと、各エンドポイントが関連付けられているサービス名をリストします。
SELECT SYSTEM$GET_PRIVATELINK_ENDPOINTS_INFO();[ { "provider_resource_id": "projects/my-project/regions/us-east4/serviceAttachments/...", "snowflake_resource_id": "abcd0000000000000001", "host": "my-service.com", "endpoint_state": "CREATED", "status": "ACCEPTED", } ]