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システム関数 (システム制御)
SYSTEM$INITIATE_MOVE_ORGANIZATION_ACCOUNT¶
組織アカウント を新しいリージョンに移動するプロセスを開始します。
構文¶
SYSTEM$INITIATE_MOVE_ORGANIZATION_ACCOUNT(
'<temp_name>' ,
'<region>' ,
{ 'ALL' | '<object> [, <object> ...]' } )
引数¶
'temp_name'
移動が完了するまで、新しいリージョンの組織アカウントを識別できる仮のアカウント名を指定します。名前はアルファベットで始まり、大文字、数字、アンダースコアのみを含むことができます。
SYSTEM$COMMIT_MOVE_ORGANIZATION_ACCOUNT 機能が正常に終了すると、新しいリージョンの組織アカウントの名前は、この仮のアカウント名から元の組織アカウントの名前に変更されます。
'region'
組織アカウントが移動されるリージョンの Snowflake Region ID。
{ 'ALL' | 'object [, object ...]' }
新しいリージョンの組織アカウントに移動されるオブジェクトのリスト。Snowflakeは複製グループを使用してオブジェクトを移動するため、複製グループでサポートされているオブジェクトのみを移動できます。複製グループはSnowflakeエディションによって異なります。移動可能なオブジェクトのリストについては、 複製されたオブジェクト をご参照ください。
複製可能なすべてのオブジェクトを移動するには、
ALL
を指定します。
アクセス制御の要件¶
GLOBALORGADMIN ロールを持つユーザーのみが、この関数を呼び出すことができます。
使用上の注意¶
開始プロセスが完了するまで、新しいリージョンの組織アカウントにサインインすることはできません。プロセスのステータスをチェックするには、 SYSTEM$SHOW_MOVE_ORGANIZATION_ACCOUNT_STATUS 関数を呼び出します。
開始プロセスが完了すると、新しいリージョンの組織アカウントに仮の名前でサインインできますが、 SELECT、 USE、 SHOW 以外の SQL ステートメントを実行することはできません。
例¶
SELECT SYSTEM$INITIATE_MOVE_ORGANIZATION_ACCOUNT('TEMP_ACCT', 'aws_us_west_2', 'ALL');