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Information Schemaテーブル関数

AVAILABLE_LISTING_REFRESH_HISTORY

利用可能なリストまたはクロスクラウド自動複製を使用してリストからマウントされたデータベースの過去14日間のリフレッシュ履歴を返します。返される情報には、各リフレッシュイベントでリストデータベースに追加されたデータの複製詳細が含まれます。この関数は、利用可能なリストまたはマウントされたデータベースのいずれかの権限を持っているリストのコンシューマーが利用できます。

構文

AVAILABLE_LISTING_REFRESH_HISTORY(
  OBJECT_TYPE => '<object_type>',
  OBJECT_NAME => '<object_name>' )
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引数

OBJECT_TYPE => 'object_type'

オブジェクトの型。 listing または database のいずれか。

OBJECT_NAME => 'object_name'

オブジェクトの名前。オブジェクトの型に応じて、リストのグローバル名またはマウントされたデータベース名のいずれかになります。

出力

この関数は、次の列を返します。

列名

データ型

説明

OBJECT_TYPE

TEXT

Snowflakeオブジェクトの型をリストします。たとえば、 リスト

OBJECT_NAME

TEXT

リストまたはマウントされたデータベースの名前。

PHASE

TEXT

複製操作の現在のフェーズ。合計X個のフェーズのうちの1つのフェーズとして表されます。たとえば、2/6。

PHASE_NAME

TEXT

これまでに完了した(または進行中の)複製フェーズの名前。

フェーズのリストについては、 使用上の注意 をご参照ください。

PROGRESS

TEXT

PRIMARY_UPLOADING_DATA: 複製された合計バイト数のパーセンテージ。

SECONDARY_DOWNLOADING_METADATA: 複製されたオブジェクトの合計数のパーセンテージ。

SECONDARY_DOWNLOADING_DATA: 複製された合計バイト数のパーセンテージ。

残りのフェーズは空白です。

START_TIME

TIMESTAMP_LTZ

複製フェーズが開始された時刻。

END_TIME

TIMESTAMP_LTZ

フェーズが終了した時間(該当する場合)。

フェーズが進行中であるか、終了フェーズ(COMPLETED/FAILED/CANCELED)である場合は NULL。

JOB_UUID

TEXT

更新ジョブのクエリ ID。

PRIMARY_SNAPSHOT_TIMESTAMP

TIMESTAMP_LTZ

プライマリスナップショットが作成されたときのタイムスタンプ。

ERROR

VARIANT

更新操作に成功した場合は NULL。更新操作に失敗した場合は、エラーに関する詳細情報を提供する JSON オブジェクトを返します。

  • errorCode: 失敗のエラーコード。

  • errorMessage: 失敗のエラーメッセージ。

使用上の注意

  • リストがアカウントに表示されている場合は、そのリストに対して何らかの権限を持つロールの行のみを返します。

  • object_typedatabase に設定された場合(listing とは異なり)、そのデータベースに対して何らかの権限を持つロールの行のみが返されます。

  • Information Schemaテーブル関数を呼び出す場合、セッションには使用中の INFORMATION_SCHEMA スキーマまたは完全修飾の関数名が必要です。詳細については、 Information Schema をご参照ください。

  • 処理された順番のフェーズリスト。

    1. SECONDARY_SYNCHRONIZING_MEMBERSHIP

    2. SECONDARY_UPLOADING_INVENTORY

    3. PRIMARY_UPLOADING_METADATA

    4. PRIMARY_UPLOADING_DATA

    5. SECONDARY_DOWNLOADING_METADATA

    6. SECONDARY_DOWNLOADING_DATA

    7. COMPLETED / FAILED / CANCELED

データベース my_mounted_database の履歴を取得します。

SELECT * FROM TABLE(
  INFORMATION_SCHEMA.AVAILABLE_LISTING_REFRESH_HISTORY(
    OBJECT_TYPE=>'database',
    OBJECT_NAME=>'my_mounted_database'
  )
);
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