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LOCAL スキーマテーブル関数

DATA_QUALITY_MONITORING_EXPECTATION_STATUS

指定されたオブジェクトについて、期待値 のあるデータメトリック関数(DMF)が実行されるたびに行を返します。各行で期待値のステータスを取得できます。

こちらもご参照ください。

DATA_QUALITY_MONITORING_EXPECTATION_STATUS ビュー (LOCAL ビュー)

構文

DATA_QUALITY_MONITORING_EXPECTATION_STATUS(
  REF_ENTITY_NAME => '<string>' ,
  REF_ENTITY_DOMAIN => '<string>'
  )
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引数

REF_ENTITY_NAME => 'string'

期待値を持つデータメトリック関数を設定するテーブルオブジェクトの名前。名前は完全修飾する必要があります。

  • オブジェクト名全体を一重引用符で囲む必要があります。

  • オブジェクト名で大文字と小文字が区別されるか、特殊文字やスペースが含まれる場合、大文字と小文字の処理には二重引用符が必要です。二重引用符は、 '"table_name"' のように一重引用符で囲む必要があります。

REF_ENTITY_DOMAIN => 'string'

期待値を持つデータメトリック関数が設定されているオブジェクト型。

オブジェクトがある種のテーブルの場合は、引数値として 'TABLE' を使用します。

オブジェクトがビューまたはマテリアライズドビューの場合は、引数値として 'VIEW' を使用します。

データメトリック関数を設定できる、サポートされているオブジェクト型のリストについては、 サポートされるテーブルの種類 をご参照ください。

出力

この関数は、以下の列を持つ行を返します。

列名

データ型

説明

scheduled_time

TIMESTAMP_LTZ

テーブルまたはビューに設定したスケジュールに基づいて、 DMF が実行される時間。

change_commit_time

TIMESTAMP_LTZ

DMF のトリガー操作が発生した時間。DMF がトリガー操作によって実行されるようにスケジュールされていない場合は None

トリガー操作に関する情報については、 DMF 実行スケジュール をご参照ください。

measurement_time

TIMESTAMP_LTZ

メトリックが評価された時間。

table_id

NUMBER

DMF が関連付けられているテーブルの内部/システム生成識別子。

table_name

VARCHAR

DMF に関連付けられているテーブルの名前。

table_schema

VARCHAR

DMF に関連付けられたテーブルを含むスキーマの名前。

table_database

VARCHAR

DMF に関連付けられたテーブルを含むデータベースの名前。

metric_id

NUMBER

DMF の内部/システム生成識別子。

metric_name

VARCHAR

DMF の名前。

metric_schema

VARCHAR

DMF を含むスキーマの名前。

metric_database

VARCHAR

DMF を含むデータベースの名前。

metric_return_type

VARCHAR

DMF の戻り値の型。

arguments_ids

ARRAY

DMF 引数の識別子の配列。配列の要素は引数と同じ順番です。

arguments_types

ARRAY

各引数のドメイン/型の配列。配列の要素は引数と同じ順番です。

現在は COLUMN 型の引数のみをサポートしています。

arguments_names

ARRAY

DMF 引数の名前の配列。列引数の場合、各要素は列の名前です。配列の要素は引数と同じ順番です。

reference_id

VARCHAR

メトリックエンティティの参照を一意に識別するための ID で、関連付け ID として知られています。

value

VARIANT

DMF 評価の結果。

expectation_name

VARCHAR

DMF とオブジェクト間の関連付けに追加されたときに期待値に与えられた名前。

expectation_id

VARCHAR

システムで生成された識別子。

expectation_expression

VARCHAR

期待値のブール式。期待値を満たすものを定義する をご参照ください。

expectation_violated

BOOLEAN

TRUE の場合、期待値に違反しています。expectation_expression が FALSE と評価された場合、期待値に違反しています。

NULL 値は、期待値の評価が失敗したことを示します。

アクセス制御の要件

この機能にアクセスするには、最低限、 SNOWFLAKE.DATA_QUALITY_MONITORING_LOOKUP アプリケーションロールが必要です。その他のアプリケーションロールのオプションについては、 DMF 結果へのアクセスを管理する をご参照ください。ロールにアプリケーションロールを付与するには、 GRANT APPLICATION ROLE コマンドを使用します。

結果を表示するには、使用するロールに以下の権限も必要です。

  • データメトリック関数が割り当てられているオブジェクト(テーブルまたはビュー)の SELECT または OWNERSHIP 権限。

  • データメトリック関数への USAGE または OWNERSHIP 権限。

スキーマ内のオブジェクトに対して操作を実行するには、親データベースとスキーマに対する USAGE 権限が必要です。

使用上の注意

指定されたオブジェクト名が存在しない場合、またはクエリ演算子がオブジェクトでデータメトリック関数を表示する権限を持っていない場合、エラーが発生します。'STREAM' など、REF_ENTITY_DOMAIN 引数で指定されたサポートされていないオブジェクト型もエラーを返します。

my_table という名前のテーブルに割り当てられた、期待値を持つ各データメトリック関数の行を返します。

SELECT *
  FROM TABLE(SNOWFLAKE.LOCAL.DATA_QUALITY_MONITORING_EXPECTATION_STATUS(
    REF_ENTITY_NAME => 'my_db.sch1.my_table',
    REF_ENTITY_DOMAIN => 'TABLE'));
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