<service_name>!SPCS_GET_METRICS

指定されたサービス用にSnowflakeが収集したメトリックを返します。詳細については、 アクセスプラットフォームメトリック をご参照ください。

注釈

この関数は、リリース9.20以降で作成されたサービスとジョブでのみサポートされます。

こちらもご参照ください。

サービスのモニタリング

構文

<service_name>!SPCS_GET_METRICS(
    [ START_TIME => <constant_expr> ],
    [ END_TIME => <constant_expr> ] )
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引数

START_TIME => constant_expr

メトリックを取得する時間範囲の開始時刻(TIMESTAMP_LTZ 形式)。データ、時刻、タイムスタンプデータを構築するために利用できる関数については、日付と時刻の関数 をご覧ください。

START_TIME が指定されていない場合、デフォルトで1日前に設定されます。

END_TIME => constant_expr

メトリックを取得する時間範囲の終了時刻(TIMESTAMP_LTZ 形式)。

END_TIME が指定されていない場合、デフォルトで現在のタイムスタンプになります。

出力

この関数は、次の列を返します。

データ型

説明

TIMESTAMP

TIMESTAMP_NTZ

Snowflakeがメトリックを収集した時点の協定世界時(UTC)によるタイムスタンプ。

METRIC_NAME

VARCHAR

メトリックの名前。

VALUE

VARCHAR

メトリックの値。

UNIT

VARCHAR

返されるメトリックの単位。

INSTANCE_ID

NUMBER

メトリックがサービスインスタンスに関連する場合は、サービスインスタンスの名前。

CONTAINER_NAME

VARCHAR

メトリックがコンテナに関連する場合は、コンテナの名前。たとえば、ボリュームメトリックにはコンテナ名はありません。

RESOURCE

VARCHAR

メトリックの対象のハードウェア(GPU など)。この列にはデータが入力されません。

RECORD

OBJECT

メトリック情報を提供するキー値ペア。

RECORD_ATTRIBUTES

OBJECT

メトリックに関する追加情報を提供するキー値ペア。

アクセス制御の要件

この操作の実行に使用される ロール には、少なくとも次の 権限 が必要です。

権限

オブジェクト

メモ

OWNERSHIP

サービス

スキーマ内のオブジェクトに対して操作を実行するには、親データベースとスキーマに対する USAGE 権限が必要です。

指定された権限のセットを使用してカスタムロールを作成する手順については、 カスタムロールの作成 をご参照ください。

セキュリティ保護可能なオブジェクト に対して SQL アクションを実行するためのロールと権限付与に関する一般的な情報については、 アクセス制御の概要 をご参照ください。

使用上の注意

  • メトリックが出力に表示されるまでに数分かかる場合があります。

過去1日間(デフォルト)の my_test_job ジョブに対してSnowflakeが収集したメトリックを取得する。

SELECT * FROM TABLE(my_test_job!SPCS_GET_METRICS());
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過去3日間の my_test_job ジョブについてSnowflakeが収集したメトリックを取得する。

SELECT * from TABLE(my_test_job!SPCS_GET_METRICS(start_time => DATEADD('day', -3, CURRENT_TIMESTAMP())));
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main というコンテナの spcs_get_metrics ジョブインスタンス 0 について過去1日間のメトリックを取得する。

SELECT * FROM TABLE(my_test_job!SPCS_GET_METRICS())
 WHERE instance_id = 0 AND container_name = 'main';
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