スキーマ:

ACCOUNT_USAGE

PIPE_USAGE_HISTORY ビュー

このAccount Usageビューは、 Snowpipe を使用してテーブルにロードされたデータの履歴、または Iceberg自動更新 で過去365日(1年)以内に使用されたクレジットの履歴をクエリするために使用できます。

ビューには、ロードされたデータの履歴と、Snowflakeアカウント全体の請求されたクレジットが表示されます。 pipe_name 列を使用して、特定のパイプまたはIcebergテーブルの表示をフィルターし、自動更新することができます。

列名

データ型

説明

PIPE_ID

NUMBER

データのロードに使用されるパイプの内部/システム生成識別子。クエリでパイプ名が指定されなかった場合、 NULL を表示します。各行には、時間範囲内で使用中のすべてのパイプの合計が含まれます。

PIPE_NAME

TEXT

自動更新を行うパイプまたはIcebergテーブルの名前。外部テーブルまたはDeltaベースのIcebergテーブルのメタデータを更新するために使用される内部(非表示)パイプオブジェクトの NULL を表示します。

USAGE_DATE

DATE

データの取り込みが行われた日付。

CREDITS_USED

NUMBER

START_TIME および END_TIME ウィンドウ中にSnowpipeデータのロードに対して請求されたクレジットの数。

BYTES_INSERTED

FLOAT

START_TIME および END_TIME ウィンドウ中にロードされたバイト数。

FILES_INSERTED

VARIANT

START_TIME および END_TIME ウィンドウ中にロードされたファイルの数。

使用上の注意

  • ビューの待機時間は最大180分(3時間)です。

  • このビューのデータを ORGANIZATION USAGE スキーマ の対応するビューと一致させるには、まずセッションのタイムゾーンを UTC に設定する必要があります。Account Usageビューをクエリする前に、次を実行します。

    ALTER SESSION SET TIMEZONE = UTC;
    
    Copy
  • データ圧縮とメンテナンスの過程で、Snowflakeクレジットが消費されることがあります。たとえば、返された結果が、0 BYTES_INSERTED と0 FILES_INSERTED でクレジットを消費したことを示す場合があります。これは、データがロードされてはいないものの、データの圧縮とメンテナンスのプロセスでクレジットが消費されていることを意味します。

  • Snowflakeは、内部名前付きステージおよび外部ステージの外部テーブルおよびディレクトリテーブルの自動更新通知に対して、Snowpipeファイル料金と同等のレートで請求します。この PIPE_USAGE_HISTORY ビューまたは PIPE_USAGE_HISTORY 関数をクエリすると、外部テーブルとディレクトリテーブルの自動更新通知によって発生する料金を見積もることができます。自動更新パイプは NULL パイプ名の下にリストされることに注意してください。Information Schemaテーブル関数 AUTO_REFRESH_REGISTRATION_HISTORY を使用して、テーブルレベル/ステージレベルの粒度で外部テーブルの自動更新通知履歴を表示することもできます。

    自動更新通知の課金を回避するには、外部テーブルとディレクトリテーブルの手動更新を実行します。外部テーブルの場合は、 ALTER EXTERNAL TABLE <名前> REFRESH ... ステートメントを使用して、外部テーブルを外部ストレージに手動で同期できます。ディレクトリテーブルの場合は、 ALTER STAGE <名前> REFRESH ... ステートメントを使用して、ディレクトリを外部ストレージに手動で同期できます。

  • Snowflakeは、 Iceberg自動更新 に対してSnowpipeファイル料金を請求 しません

このクエリは、 my_auto_refresh_pipe という名前のパイプの、特定の日付からのパイプ使用履歴を提供します。

SELECT
    pipe_id,
    start_time,
    end_time,
    credits_used,
    bytes_inserted,
    files_inserted
  FROM SNOWFLAKE.ACCOUNT_USAGE.PIPE_USAGE_HISTORY
  WHERE pipe_name = 'my_auto_refresh_pipe'
  AND START_TIME >= '2025-04-01';
Copy

このクエリは、 iceberg_glue_table という名前のIcebergテーブルの、特定の日付からの自動更新チャージに使用されたクレジットを表示します。

SELECT
    pipe_id,
    start_time,
    end_time,
    credits_used,
  FROM SNOWFLAKE.ACCOUNT_USAGE.PIPE_USAGE_HISTORY
  WHERE pipe_name = 'iceberg_glue_table'
  AND START_TIME >= '2025-04-01';
Copy